事例概要
セントマティック株式会社が開発したAI「KAORIUM(カオリウム)」は、香りと言葉を相互変換できる技術。ユーザーの気分や感情表現から最適な香りを提案するこの仕組みは、「香りを言語化できない」という従来の壁を越え、香り選びをより直感的かつパーソナルな体験に進化させた。 一方、体験型香水ブランド「MY ONLY FRAGRANCE」では、ユーザーが「推し」や旅の記憶など、個人の感情やストーリーをベースに、調香アドバイザーと共に香りを創り上げる。完成した香水にはラベルで命名もでき、唯一無二の“自分だけの香り”を持ち帰ることができる。
これまで
香りは“感覚的”で“曖昧”なものとして扱われ、香水や芳香アイテムは完成品から選ぶことが主流。自己表現や感情伝達の手段としては未発達だった。
これから
香り=言語化・パーソナライズ可能な情報媒体に:AIによって香りがデジタル的に理解・操作され、個人の感情や気分に寄り添った香りの提案が一般化。誰でも直感で“自分に合った香り”を選べるようになる。 体験×共創による「香りの民主化」:香りはメーカー主導で作られる時代から、ユーザーと共に創り出すものへ。
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