読書体験を“拡張する”栞

Etsyのハンドメイド商品「Book Holder Ring Bookmark」は、銅・真鍮・銀線をリング状に巻いた独特の構造。しおりとして本のページに差し込むだけで、リングを指に通すことで片手でも教材や本が開きっぱなしにできる読書補助ツール。 重い本や長時間の読書・学習での手の疲れを軽減しつつ、アクセサリー風のデザイン性も兼備。 また、Bibliophilicの「読書に集中できる栞」は、読みたい行の前後を隠し、一行ごとの文章に集中できるよう設計された補助ツール。文章をなぞるように読むことで、視線が逸れにくく、書き写しや音読、学習にも効果的。

一般的なしおりやブックマークは、読書を「中断」する際の目印としては有効だったが、読書中にはほとんど活用されない“休止専用”のアイテムだった。

一つの行為に対して、複数のサポートができる機能が今後重視されるようになる。（例えば読書なら、読書の進捗がわかる＋本の文字の読みやすさをサポートするなど） 今後はバインダーも「ルーズリーフをまとめる＋筆記の安定性向上＋手のひらサイズの机」になるなど、機能の複合化が進むのではないか。