CHANELの印刷されていない本

事例概要

アムステルダムのブックデザイナーIrma Boomが手掛けた「No. 5 Culture Chanel」は、Chanel No. 5の展覧会に合わせて制作された300ページの“インクなし”の本。すべてのテキストや図版はエンボス加工(浮き出し)によって表現され、香り同様に「目には見えないが存在感を持つ」体験を象徴的に具現化している。

これまで

本は「文字/画像を読み取る媒体」として機能性重視で作られ、紙の手触りや物質感は二次的要素に過ぎなかった。また、これまでは図の色使いでユーザーに物事を分かりやすく伝えていた。

これから

地理(山脈や川の場所、特徴的な地形)、化学構造などを、平面ではなく凹凸で表現し、触ることでより理解促進に繋げられるようになる? 自分で書くだけではなく、触れることが暗記のツールになるのではないか。

カテゴリー
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