午前10時、自宅の書斎でオンライン会議の合間に集中力を高めたいと思っている時
28歳
イラストレーター/コミック作家(在宅フリーランス)
長野県松本市 / 神奈川県川崎市
アトリエ兼住居の古民家をDIYで整えながら暮らしている。午前10時は原稿作業やアイディア出しのために必ず一息つく時間。キッチンにあるBialettiのマキネッタで、直火式エスプレッソを抽出。豆は「丸山珈琲」の深煎りブレンド。コポコポという音と立ち昇る香りで作業スイッチを切り替える。あえて全自動やカプセル式を避け、自分で“火を使って淹れる”感覚を大事にしている。
ジブリレイアウト模写、古道具の収集、ZINE制作、ローカル喫茶店探訪。松本の「栞日」や安曇野の「nagi」など独立系書店をめぐるのが休日の定番。豆は旅先で買い、自作の「豆ノート」に記録。BGMは坂本慎太郎かアプレミディレコーズのコンピ。
X(旧Twitter)とTumblrを中心に、Pinterestも活用。noteや独立系ニュースレター(『考える人』『灯台もと暮らし』)からトレンドを追う。雑誌『&Premium』や『KINFOLK』は紙で読む。
朝:8:30起床、猫の世話とマキネッタで1杯。 昼:構成ラフ、画材整理、間食。 夜:進捗整理と軽い運動。夜カフェに行くことも。
朝:市場で野菜を買い、パンと濃い目のコーヒー。 昼:公園や河川敷でスケッチや読書。 夜:友人の個展や音楽ライブ、時には家飲み。
Bialetti、無印のトタンボックス、PILOTの万年筆、KAPITALのジャケット、LUSHのボディスクラブ、ONのスニーカー、レトロアーケード筐体。
中古や手作り品を優先。広告や有名ブランドに対して懐疑的。コミュニティ経由の信頼や個人のレビューを重視。モノよりも「関係性」に価値を見出す。D2Cよりもローカル。
電動では得られない“能動的な淹れ方”が集中力に効くと考えている。抽出に数分かかっても、その工程が脳を切り替える時間になる。香りと蒸気も含めて、体験全体が欲しい。
ガスコンロを使う必要があり、冬は寒くて面倒。抽出後の掃除も多く、豆の挽き方や湿度に気を遣う。だがそれも「作業」ではなく「儀式」と捉えているため苦にはなりにくい。
感覚を使う余白があり、手間を楽しめる設計。生活感を出さず、物としても美しい道具。機械に頼らずとも、丁寧に淹れた一杯が得られるような“手仕事の痕跡”が大事。
Bialetti モカエキスプレスを使用中。抽出時間も香りも好みだが、掃除の手間・火加減の管理がやや面倒。IH非対応のため、別途ガスを使用している。