一煎ブリューワー

Pick
商品分類
コーヒーメーカー
アイデアの特徴・新しさ

一杯抽出専用・持ち運び対応型モデル。お湯を注ぐだけの簡易構造で、高齢層でもラクに使え、後片付けもマグごと完結。

アイデアのポイント

「大容量・多機能」だったが、「一杯・簡単・持ち運び」に集中して無駄を削った。

価格

3,500円(税込)

仕様

容量150ml/マグ一体型構造/注湯ガイドリング付き/内蔵簡易フィルター

機能

フィルター交換不要、フタを外してお湯を注ぐだけ、マグのまま飲用&持ち運び可

顧客体験イメージ

①朝、少しのお湯を沸かして注ぐだけ。②読書しながら、抽出された1杯をそのままマグで飲む。③洗い物はマグひとつだけ。

ヒット要因

直感的操作、片付け簡単、持ち運び対応で人気

販売チャネル

イオン、生協カタログ、コメリ

イノベーションの切り口①

イノベーションの切り口②

ペルソナ 1
ペルソナ

オケージョン名:C「夜9時、趣味の読書に没頭しながらリラックスしている時」

名前:吉本 清志

年齢:68歳

性別:男性

職業:元高校教員(現在リタイア)

年収:年金収入250万円程度

家族構成:妻と二人暮らし、子どもは独立

居住地 / 出身地:鳥取県米子市 / 島根県松江市

①普段のライフスタイル:

退職後、ゆったりとした生活を送りながら、読書と家庭菜園を楽しむ日々。朝はNHKのニュース、午後は畑作業か地域の図書館で読書。夜はクラシックを流しながら書斎で読書。お気に入りは『ちくま文庫』シリーズ。コーヒーは豆から挽いて淹れることにこだわりがあり、ミルは「カリタ」を長年愛用。豆は「スターバックス」のハウスブレンドを通販で定期購入。孫が遊びに来る日は、少し甘いラテを一緒に楽しむ。

②趣味・関心:

詩の創作、万葉集の現代語訳、地域の句会への参加。趣味で始めた写経やペン字も習慣化。最近はネットで「日本の古典文学全集」(岩波書店)を読み直すこともある。音楽はカラヤン指揮のベートーヴェン交響曲全集を愛聴。趣味と暮らしをゆったりと融合させる生活を大切にしている。

③情報収集の仕方:

主にYahoo!ニュースやNHKオンライン、たまにYouTubeでドキュメンタリー(「NHKスペシャル」)を観る。日々の習慣として1時間はネットに接続。

④平日の過ごし方

朝:6時半に起床、テレビ体操の後に自家製パンとコーヒーで朝食

昼:畑作業か市民図書館で読書。昼食は妻と一緒に和食中心

夜:読書か囲碁番組を観る。9時頃から1時間はクラシックとともに読書

⑤休日の過ごし方

朝:神社参り、地元の直売所で野菜購入

昼:孫が遊びに来た時は、近所の公園で一緒に遊ぶ

夜:地域の町内会の行事や句会、遅くとも22時には就寝

⑥好きな物:

和紙、筆ペン、煎茶、漆器。暮らしの中に「静けさ」や「日本的な奥ゆかしさ」を感じさせてくれるものに惹かれる。毎日使うマグカップは「美濃焼」。使い込むほど味が出るものを大切にし、同じ道具を10年以上使うのが当たり前。

⑦消費行動の傾向:

通販には抵抗がなく、Amazonで定期便も使うが、大量消費や時短ばかりをうたう製品には違和感を覚える。生活道具には「長く付き合える質の良さ」を求め、地元の道の駅やクラフト展で手作り品をよく買う。

⑧コーヒーメーカーに対するニーズ:

豆本来の味わいが引き出される丁寧な抽出性能。電源を入れてすぐ湯が出るスピードより、味の安定性と香りを重視。ガラス製ポットや陶器に近い風合いのデザインを好む。抽出中に出る音も「生活の音」として心地よく感じられるような製品。

⑨コーヒーメーカーに対するペイン:

ボタンが多くて複雑な操作の製品や、プラスチック製の味気ない外装には抵抗感あり。過剰なLED表示やタッチパネル式の機種は操作ミスが増えるので避けている。使っている豆に合わない抽出温度で味が薄くなることも不満。

10.【商品に求める価値】:

「時間を味わう」ための道具。香り、抽出音、温もりを感じさせてくれる、情緒を伴う製品。自分の読書時間を静かに支えてくれる存在。温度や圧力を安定して保ち、落ち着いた佇まいのあるデザインであること。

11.現在の代替商品:

「カリタ ナイスカットG」と「メリタ アロマサーモ」。前者は挽きの安定性が高く、後者は保温性に優れる。豆の味を損なわない組み合わせだが、古くなってきたため買い替えを検討中。