ミニマルブリュー トライ

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商品分類
コーヒーメーカー
アイデアの特徴・新しさ

ワンボタンで1〜3杯分を選べる可変容量モデル。予約タイマーは「15分・30分・60分」の固定モードでミス操作を防ぐ。

アイデアのポイント

高機能志向で操作が煩雑だったが、「必要最小限の選択肢」によって誰でも使いやすくした。

価格

12,800円(税込)

仕様

容量300〜900ml切替/ステンレス筐体/タンク一体型フィルター構造/3段階量ボタン

機能

抽出量の固定選択ボタン(1/2/3杯)、3段階タイマー予約(15/30/60分)、保温プレート付き(1時間限定)

顧客体験イメージ

①起床前に15分後予約をセットして就寝。②起床後、すぐに香り立つコーヒーが完成。③忙しい朝も、慌てず一杯を楽しめる流れを生む。

ヒット要因

操作が直感的、容量調整が便利、時間効率を評価され支持

販売チャネル

ニトリ、Amazon、無印良品「暮らしの道具」ライン

イノベーションの切り口①

イノベーションの切り口②

ペルソナ 1
ペルソナ

オケージョン名:A「朝7時、出勤前の自宅で新聞を読みながら静かに過ごしている時」

名前:石川 結衣

年齢:35歳

性別:女性

職業:広告代理店のプランナー

年収:620万円

家族構成:夫と二人暮らし

居住地 / 出身地:東京都杉並区 / 山形県酒田市

①普段のライフスタイル:

都内の広告代理店で忙しく働くワーキングウーマン。出勤前の朝の時間をとても大切にしており、6時に起きてまずコーヒーを淹れることがルーティン。テレビは観ず、日経MJと朝日新聞の朝刊を読むのが日課。コーヒーにはこだわりがあり、豆は「ブルーボトルコーヒー」の定期便で購入している。仕事柄日中はほぼ外出か会議が多いため、自宅では極力デジタルから離れて、香りや音といった五感で癒やされる時間を求める。

②趣味・関心:

北欧デザインの家具集め、パーソナライズスキンケアの分析が趣味。最近は「SHIRO」のルームフレグランスや、照明ブランド「フランクロイドライト」のヴィンテージ照明に関心を持っている。週末は「代々木VILLAGE by kurkku」など、緑の多いカフェで本を読んで過ごす。音楽は「King Gnu」や「Vaundy」などジャンルを問わず聴くが、朝はジャズの「Chet Baker」が定番。自身の空間や五感に関する探究心が強い。

③情報収集の仕方:

InstagramとPinterestでトレンドを確認、毎朝通勤中に「Voicy」と「NewsPicks」でニュースを30分以上チェック。月に1冊以上「WIRED」や「Casa BRUTUS」などを読む。

④平日の過ごし方

朝:豆から挽いたコーヒーを淹れ、新聞を読みながら1時間静かな時間を過ごす

昼:外出先でカフェランチ、「ベアバーガー」や「フォートナム&メイソン」を利用

夜:22時帰宅、軽いストレッチとアロマ、23時には寝る

⑤休日の過ごし方

朝:8時起床。豆を挽いて丁寧にコーヒーを淹れることからスタート

昼:自由が丘でカフェ巡りとショッピング、文房具屋巡りも好き

夜:お気に入りのアロマキャンドルを焚き、Spotifyでプレイリストを聴きながら読書

⑥好きな物:

陶器のマグカップ、木製のスプーン、北欧のファブリック。自宅の空間を整えることに強い興味があり、ミニマルながら素材や手触りにこだわる生活を好む。特にお気に入りは「ARABIA」のマグカップ。食にも関心があり「365日」のパンや「茅乃舎」のだしを取り入れた和食も好き。デザイン・香り・味わい、どれも五感を満たしてくれるものに強く惹かれる。

⑦消費行動の傾向:

価格よりも「意味」や「作り手の想い」に価値を置く。インスタで見つけた作家の器などを個人ECサイトで購入。安い大量生産品には手を出さない。レビューよりも「誰が勧めているか」で判断。好きなセレクトショップの店員からの紹介や、SNSの感性が近い人の投稿をもとに商品を選ぶ。サブスクも使いこなし、生活のルーティンに組み込んでいる。

⑧コーヒーメーカーに対するニーズ:

自分の生活に自然に馴染む美しいデザイン。タイマー機能は必須で、朝のリズムを崩さないことが大切。豆の味わいを引き出してくれる圧力や温度制御の細かさも重要。清掃が簡単であることや、使用時の音の静けさも重要視。部屋のインテリアに溶け込むナチュラルカラーが好ましい。できれば「バルミューダ」レベルの美意識を備えていてほしい。

⑨コーヒーメーカーに対するペイン:

大量生産的なデザインや無機質な操作音にストレスを感じる。多機能すぎて直感的に操作できない機種には拒否感。豆本来の香りが引き立たない仕上がりや、抽出後に出るカスの掃除が面倒な点も大きな不満。オフィス用のような無骨なデザインは生活空間を壊すと感じる。フィルターの補充やメンテナンスが面倒な製品も避ける傾向がある。

10.【商品に求める価値】:

タイマーと静音性を備え、豆の香りと味を最大限引き出す温度調整が自動で可能な製品。コンパクトで木製の家具に馴染むデザインが必須。手入れはできるだけ簡単で、部品もすぐ乾くもの。コーヒーを淹れる工程そのものを「楽しみ」にできる製品。生活のリズムに寄り添い、機械的でない情緒的価値があるプロダクト。

11.現在の代替商品:

「BALMUDA The Brew」と「ハリオ V60 オートプアオーバーSmart7」。前者はデザインと味に満足、後者は抽出プロセスの精度が高く、演出性もある。両方を使い分けながら、朝の気分によって選んでいる。