トンネルドリル

SEEDER Pick
ナノ分類
電動プラスチック消しゴム
ミニ分類
電動消しゴム
新商品のヒット要因

新商品のポイント

これまでの商品は広範囲をぼんやり消す設計だったが、この商品では1mm未満の細部も削れる。ユーザーが音と振動で消しすぎを防げるところがポイントである。

新商品の仕様

超細軸モーター搭載、音声/バイブフィードバック、乾電池式(単4×2)、替芯5本

新商品の価格

3,000円(税込)

新商品の機能

・極細ピンポイント回転 ・音/振動による消し過ぎ防止ガイド ・バッテリー節約モード ・視覚障害対応音声モード ・先端補強キャップ付き

新商品の特徴・新しさ

ペン先のような精密先端でノートの1文字だけをドリルのように削り取る超細軸モーター設計。大学ノートや製図用にも活躍。視覚障害のあるユーザー向けに音と振動によるガイド付き。

新商品の販売チャネル

・Amazon ・アシストive ・コクヨ公式EC ・ロフト ・障がい者支援施設の協力販売店

新商品の顧客体験イメージ

ステップ1:視覚に不安がある学生が文字修正に苦戦。 ステップ2:「トンネルドリル」が音と振動で補助。 ステップ3:感覚で修正できることに驚きと安心の表情。

名前:三好 理人(みよし まさと)

年齢:19歳

性別:男性(視覚障害・弱視)

職業:大学1年生(情報工学科)

年収:0円(奨学金・障害年金利用)

家族構成:母と2人暮らし

居住地 / 出身地:京都府京田辺市 / 和歌山県紀の川市

普段のライフスタイル

同志社大学の情報工学部に通学。大学内のバリアフリーサポートを受けながら、PCルームや点字教科書を併用して学習。ルーペと音声読み上げソフト「PC-Talker」を使っているが、手書きノートの訂正時に不自由を感じることが多く、精密な修正作業に苦戦していた。文房具は機能性重視。

趣味・関心

音声ゲーム(「コトダマ勇者」「ブラインドリーグ」)と点字カードゲームにハマっている。Twitterでは「#視覚障害者の文具事情」タグで活発に情報を発信。最近は「YouTubeで盲学校のVlog(音声主体)を配信する人たち」にも関心を持っており、レビュー動画を録音して学内サークルに紹介している。

情報収集の仕方

視覚障害者向けSNS「Misskey」や音声ブラウザで日常的に情報を取得。週5でPC-Talkerを3時間以上利用。文具情報は「サウンドファイルマガジン」や「FMおとくに」の点字版情報誌からもチェックしている。LINEの視覚障害者向けオープンチャットにも所属。

平日の過ごし方

朝:6時半起床。母に朝食を作ってもらいながら音声ニュースを聴く

昼:大学の講義に参加。音声メモとノート併用で情報整理

夜:自室で復習とゲーム。時折点字プリンタで資料整理。22時には就寝

休日の過ごし方

朝:点字図書館へ通い、最新書籍を音訳してもらう

昼:大学の福祉サークルで講演者体験や展示会参加

夜:音声コンテンツでのんびり過ごし、サウンドボードでゲームを楽しむ

好きな物

Victor製の骨伝導イヤホン、サピエ図書館の録音教材、ユニバーサルデザインの文具(「ぺんてる」のグリップ筆記具)、無印良品のミニ卓上ファン(ボタンが触覚で分かる)、点字付きPASMOカード。

消費行動の傾向

価格よりも「使いやすさ」「補助的ガイド機能の有無」「耐久性」が判断基準。実店舗ではなく母と一緒にAmazonでレビューを聴き取りながら商品を決定。口コミよりも公式動画や製品ガイドの「触って分かる仕様説明」が重要。

電動プラスチック消しゴムに対するニーズ

細かい修正を「目ではなく感覚で」行える機能が必要。振動や音のフィードバックによって“消しすぎ”を防げ、修正したい箇所にだけアクセスできる点が重要。コンパクトで操作性の高い設計が求められる。

電動プラスチック消しゴムに対するペイン

従来の消しゴムは消す範囲の確認に苦労し、何度も消し直すうちに紙が破れてしまうことも多い。電動式も「動作音が大きい」「どこを消しているか分からない」など、使用中の不安が大きかった。

欲しい電動プラスチック消しゴムの具体像

消しすぎを音と振動でリアルタイムにフィードバックしてくれる製品。1文字だけを“狙って”消せるペン先設計で、筆圧がブレても紙を痛めない設計。目視に頼らない、触覚や聴覚での制御が可能であることが絶対条件。

現在の代替商品

ぺんてるの「Ain ノンダストタイプ」と、Pilotの「フリクションイレイザー」を併用しているが、目の負担が大きく、精密な修正が難しい。音声ガイドなどの補助機能がなく、視覚情報に依存している点が使いづらさの要因。