雨音バス

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ミニ分類
入浴剤香りタイプ(香りの効果をうたった入浴剤)
新商品の特徴・新しさ

「雨の音と森林の香り」を再現する入浴剤。香りと一緒にバスボムから微細な泡音が発生し、入浴中にまるで屋内で雨宿りをしているような没入感を演出。香りは3種類の木材精油をブレンドし、森林浴効果を最大限に。

新商品のポイント

これまでの商品は香りだけに焦点が当たっていたがこの商品では音と香りを組み合わせて五感に訴える。リラックス効果が倍増する没入感がポイントである。

新商品の仕様

120gのバスボム、紙パッケージ、微炭酸発泡、ヒノキ・スギ・モミ精油を配合

新商品の機能

・森林香によるストレス緩和 ・微細泡の雨音再現機能 ・肌を保湿する天然オイル配合 ・1回使い切り ・視覚も楽しめる濃い緑色の湯色

新商品の価格

780円

新商品の顧客体験イメージ

①帰宅後、疲れた表情でバスボムを湯船に落とす女性 ②静かに泡が弾ける中、香りが浴室に広がり、微笑む ③風呂上がり、窓際で静かに読書しながら余韻を楽しむ

新商品の販売チャネル

・LOFT ・東急ハンズ ・Amazon ・@cosme SHOPPING ・無印良品ネットストア

新商品のヒット要因

・五感を使った没入型バス体験という新ジャンルを創出 ・SNSで「#雨音バスチャレンジ」が話題に ・音×香りの組み合わせが“癒しガジェット”として注目

SEEDER Pick
切り口

pick up

名前:西園寺 翠(さいおんじ みどり)

年齢:67歳

性別:女性

職業:リタイア後の元高校国語教師

年収:年金収入 約160万円

家族構成:夫と二人暮らし

居住地 / 出身地:長野県安曇野市 / 山形県鶴岡市

①普段のライフスタイル

朝6時に起床し、NHKラジオ第1の「マイあさ!」を聴きながら朝食を準備。夫と30分間の散歩後、自宅の畑で野菜や草花の手入れ。午前中は書道と読書の時間に充て、午後は週に数回、図書館でボランティア朗読会へ参加。夕方は地元の温泉または自宅風呂にゆったり浸かり、夜はEテレでドキュメンタリーを視聴しながら日記をつけて過ごす。

②趣味・関心

趣味は俳句と書道。「ホトトギス」に毎月投句しており、NHKの『俳句王国がゆく』は録画してチェック。また、信州大学公開講座で学んだ民俗学への興味が続いており、地元神社の由来を巡るフィールドワークを行うのが好き。最近は『暮しの手帖』を愛読しながら、無印良品で買った白磁の器に季節の和菓子を並べて楽しむ時間も日課の一つとなっている。

③情報収集の仕方

主にYahoo!ニュースアプリとLINEニュースを朝昼に確認し、週末は図書館で新聞5紙(朝日、毎日、信濃毎日、読売、日経)を読む。テレビはNHKとBS-TBSのドキュメンタリー番組を毎晩視聴。LINEは家族と週に1〜2回ビデオ通話。

④平日の過ごし方

朝:6時半起床、夫と散歩、朝食は自家製野菜と味噌汁、新聞を30分読む。

昼:図書館でボランティア朗読会に参加し、帰宅後に書道の練習。

夜:18時に入浴。19時からBSの旅番組を観て、22時に就寝。

⑤休日の過ごし方

朝:道の駅「アルプス安曇野」で地元食材を買い、帰宅後に和食朝食を作る。

昼:地域の俳句の会で句会に参加し、喫茶店「カフェ月の舟」で友人とお茶。

夜:録画しておいた「ETV特集」を観ながら雨音バスでの入浴、和ハーブティーと読書。

⑥好きな物

杉やヒノキの木の香り、湯布院の旅館にあるような間接照明、丸亀製紙の手漉き和紙、ミナペルホネンの刺繍ハンカチ、星野道夫の写真集、京都「一保堂」のお茶、無印良品のシンプルな白磁食器、NHKアーカイブス、朝の連続テレビ小説。静かで心が落ち着く空間と、手仕事の温もりを感じるものに惹かれる。

⑦消費行動の傾向

流行に左右されず、必要なものを吟味して購入する慎重派。Amazonで商品を調べ、最終的には実店舗で手に取って購入。贈答品や家庭用の消耗品も品質重視で、素材や製造元を確認する。無印良品、生活の木、成城石井をよく利用し、「一生使えるもの」をテーマに選ぶことが多い。セールより「納得感」を重視する姿勢。

⑧商品カテゴリに対するニーズ

1日の疲れを癒し、心を静めるための“儀式”としての入浴時間に、視覚や聴覚も巻き込んだ深いリラクゼーション体験を求めている。特に木々の香りや雨の音のような自然由来の刺激を好み、香りの持続性や自然さを重視。五感が満たされることで、気持ちが整い、翌日への活力が湧くような体験価値を重視している。

⑨商品カテゴリに対するペイン

市販の入浴剤は香りが人工的で不自然に感じることが多く、リラックスどころか鼻が疲れることも。加えて香りの持続時間が短く、湯から上がった瞬間に香りが消えてしまう点が不満。また、パッケージが派手で生活空間に馴染まず、感性にそぐわないデザインが多く選びにくい。音や色など香り以外の要素が欠けていると感じる。

10.【商品に求める価値】

雨音のような自然音が穏やかに響き、森林の香りが優しく広がることで、五感すべてで自然に包まれるような深い癒しを得たい。香りの変化が徐々に訪れ、入浴後も微かに続いて心が落ち着く。パッケージやデザインにも静けさが感じられることが理想。まるで“自宅の温泉”のような豊かなひとときを提供してくれる製品が望ましい。

11.現在どの代替商品で10【商品に求める価値】満たしているのか

「バブ メディキュア 森の香り」や「アユーラ メディテーションバスα」を使用している。後者は香りが自然で持続性があるため評価しているが、音によるリラックス要素はなく、香りの変化が一方向で単調。「森林の香り」の入浴剤は他にもあるが、パッケージが派手すぎたり、化学的に感じることが多く満足しきれていない。