触覚に配慮した凸凹のある文字盤と、時間を音声で知らせる読み上げ機能を備えたユニバーサルデザイン時計。視覚や認知に不安がある高齢者・子ども・弱視者にもやさしい「手で感じる」時計。
これまでの商品は視覚中心の設計だったが、この商品では触覚と聴覚でも時間を感じ取れる。ユニバーサルデザインを身近に取り入れられるところがポイントである。
直径28cm、ABS樹脂、文字盤に点字・凹加工、音声ユニット内蔵、乾電池式。
・点字・凹凸のある文字盤 ・毎正時の音声読み上げ ・音量調整可 ・夜間自動停止 ・静音スイープ針 ・壁掛け金具付属
7,800円
①祖父が指で時計盤をなぞって時刻を確認 ②読み上げで時間がわかる安心感 ③子どもも「さわって時間を知る」学びに夢中になる
・コープステーション ・Amazon ・ケーズデンキ ・福祉用具専門店
・触れて分かるという発想が教育と福祉に波及 ・音と触覚を活かしたユニークな学習ツールに ・認知症予防や介護現場での活用が話題に
名前:坂本 澄江(さかもと すみえ)
年齢:76歳
性別:女性
職業:無職(元・小学校教員)
年収:年金収入 約180万円
家族構成:一人暮らし(近所に娘夫婦が居住)
居住地 / 出身地:山形県酒田市 / 茨城県笠間市
①普段のライフスタイル
70歳を過ぎてからも読み書きや指先を使う作業を習慣としている。朝はラジオ体操から始まり、新聞と日記が日課。視力が徐々に落ちてきており、時間の確認がしづらくなっていることに悩みながらも、家事や地域の集まりにはきちんと参加する。時間を"音と感覚"で知る工夫を生活に取り入れ始めている。
②趣味・関心
折り紙と百人一首。毎週通う公民館の“認知症予防サロン”で脳トレと歌の会を楽しみにしている。『趣味の園芸』と『NHK俳句』は欠かさず観ており、BSプレミアムで昔の名画を観るのが楽しみ。演歌歌手『丘みどり』のCDを娘が買ってきてくれたのが最近のお気に入り。
③情報収集の仕方
テレビが主な情報源。朝はNHKニュース、昼は『ひるおび』、夜は『NHKスペシャル』。スマホは使わず、孫が設定したタブレットで天気予報を確認することがある。娘がよく新しいものを教えてくれるので、口コミは身近な人中心。
④平日の過ごし方
朝:6時過ぎに起床。お湯を沸かしながらNHKラジオで天気確認
昼:近所の高齢者クラブで折り紙や音読を楽しむ。昼食は自炊が基本
夜:テレビを観ながら家計簿をつける。夜更かしはせず、21時には就寝
⑤休日の過ごし方
朝:普段よりゆっくり起きて、コーヒーと新聞で始まる
昼:娘と孫が訪ねてくる日。おはぎや煮物を一緒に作ることも
夜:演歌や昔の歌番組を観ながら、のんびりとした時間を過ごす
⑥好きな物
パナソニックの足元ヒーター、象印の電気ポット、サクラクレパスの色鉛筆、ベルメゾンのシンプル服、日比谷花壇のカタログ。温かみがあり、扱いが簡単な道具が好き。昔ながらの使い方ができる物を好む。
⑦消費行動の傾向
価格よりも「見やすさ」「聞きやすさ」「壊れにくさ」で判断。通販は娘に頼むか、地域の電器店で相談して購入。長く使えることが最優先。説明書が簡単か、ボタンが大きいかなどを重視。
⑧ペルソナの具体的な壁掛け時計に対するニーズ
視力が落ちても時間がわかる時計がほしい。点字や凹凸があると触って確認できるし、音声で知らせてくれればもっと安心。「いま何時?」を聞かなくても自分でわかることが、自立の助けになる。
⑨ペルソナが抱える壁掛け時計に対する具体的なペイン
針の位置が見えづらくなり、夜は部屋の明かりをつけないと確認できない。テレビの字幕や時計の数字が重なると見分けがつかず不便。既存の時計は静音だけが売りで、実用性に欠けている。
10.【商品に求める価値】
指でなぞって時間がわかるような、シンプルで安全な設計。毎正時にやさしい声で「○時です」と教えてくれると非常に助かる。目が不自由でも安心して使える存在が、自分の時間を取り戻す支えになる。
11.現在どの代替商品で10【商品に求める価値】満たしているのか
ケーズデンキで購入した『SEIKOの音声目覚まし時計』を使っているが、据え置き型で移動に不便。壁掛けには『カシオのシンプル時計』を使っているが、凹凸や音声がないため、夜は確認できない。