ときどき碾茶(てんちゃ)

ナノ分類
緑茶
ミニ分類
お茶
新商品の特徴・新しさ

高級茶の碾茶を手軽に楽しめる“一煎パック”シリーズ。自宅で茶器がなくても楽しめるよう、湯呑みサイズに調整されたティーバッグと香りが引き立つ個包装構造。特別な日や週末の“静かな贅沢”を演出。

新商品のポイント

これまでの商品は量と価格を重視していたが、この商品では“非日常の一杯”を演出。量を削って質を高める設計がポイントである。

新商品の仕様

1包×5種アソート(碾茶・深蒸し・玉露など)、個包装アルミパック、ギフト箱入り。

新商品の機能

・1煎分で最大の香りを再現 ・品種別に香り・渋みが楽しめる ・ギフトにも最適 ・茶器いらずの簡単設計

新商品の価格

1,580円

新商品の顧客体験イメージ

①週末の午後に静かな空間で一杯 ②お湯を注ぐと立ち上がる贅沢な香り ③贈り物としても“粋”な存在感

新商品の販売チャネル

・伊勢丹 ・松屋銀座 ・一保堂直販サイト ・Amazon ・ANAギフト

新商品のヒット要因

・高級茶を少量から楽しめる“ちょっと贅沢”提案 ・ギフト市場との親和性が高い ・高齢層〜ミドル層への“和の再発見”として支持

SEEDER Pick
切り口

pick up

名前:白井 直子(しらい なおこ)

年齢:58歳

性別:女性

職業:大学非常勤講師(日本文学)

年収:180万円

家族構成:夫と2人暮らし、子どもは独立

居住地 / 出身地:石川県金沢市 / 静岡県掛川市

① 普段のライフスタイル

直子は週3日、地元の短大で近現代文学を教える講師。朝はゆっくり新聞と緑茶、講義資料のチェックから始まる。日中は教室と図書館で過ごし、帰宅後は和菓子と一緒に緑茶を淹れる時間を楽しむ。忙しない日々の中でも、五感で味わえる静かな贅沢を大切にしている。

② 趣味・関心

茶道(裏千家)を15年以上続け、地元の文化サロンや俳句会にも参加している。推しは俳人・夏井いつき。『美しいキモノ』や『和楽』の読者でもあり、金沢の老舗「加賀棒茶」や京都の「一保堂」などのお茶屋めぐりも趣味の一つ。

③ 情報収集の仕方

新聞(朝日新聞)とNHK文化講座、Webでは「婦人画報」「ぐるなびippin」などの大人女性向けメディアから情報を得る。最近はYouTubeで「茶の湯の心得」や器の紹介チャンネルも視聴している。スマホはLINEと検索のみ。

④ 平日の過ごし方

朝:8時に起床、新聞と緑茶、梅干しを少し食べて1日を始める。

昼:講義の日は学食や軽食と共にマイボトルのお茶を。合間に図書館で文献整理。

夜:20時ごろ帰宅後、お風呂と夕食。静かな部屋で碾茶を淹れ、俳句と読書にふける。

⑤ 休日の過ごし方

朝:7時半に起きて、朝の散歩。帰宅後、茶香炉を焚いてリラックス。

昼:古い文学館やギャラリーを巡る。時には俳句会やお茶会に出席。

夜:夫と軽く晩酌。就寝前には好きな器でお茶を淹れ、1人時間を楽しむ。

⑥ 好きな物

南部鉄瓶、源右衛門窯の湯呑み、俵屋旅館の香袋、NHKアーカイブのドキュメンタリー、村上春樹のエッセイ、松栄堂の香木、加賀棒茶や宇治碾茶。

⑦ 消費行動の傾向

安さよりも“意味”や“物語”にお金をかけるタイプ。贈答用にも自宅用にも「誰が、どんな想いで作ったか」を確認する。伝統と新しさの両立を評価し、オンラインでは一保堂やISETAN MITSUKOSHIの通販を利用。

⑧ 緑茶に対するニーズ

忙しい中でも、香り高い碾茶や玉露を「少量だけ」「気軽に」楽しみたい。本格的な茶道ではなくても、和菓子や空間と共に“静かなひととき”を味わえる緑茶があると嬉しい。品種の違いを飲み比べたいという欲もある。

⑨ 緑茶に対するペイン

高級茶は買っても淹れ方が難しかったり、適量がわからないことがある。また茶器がないと淹れづらく、結果として棚に眠る。普通の煎茶とは異なる“贅沢なお茶時間”を毎日は作れない。

10. 商品に求める価値

個包装で、1包が“一煎分”として最適化されていると、気軽に香り高い碾茶を淹れられる。茶器なしでも美しく味わえるようなパッケージと設計。種類別の違いを比較できる内容だと、会話や贈り物にも最適。

11. 現在の代替商品

「一保堂 煎茶 はつなつ」や「柳桜園 抹茶入り玄米茶」を定期的に購入。加えて、来客用に「マリアージュフレールのティーセレクション」も保有。碾茶の香りや風味は好きだが、毎日手間をかけられないのが悩み。