いろとけい

ナノ分類
壁掛け時計
ミニ分類
時計
新商品の特徴・新しさ

時間帯ごとに文字盤の色が自然に変化する、グラデーションLED付き壁掛け時計。文字のないシンプルフェイスながら、色の移ろいで“今”の感覚をやさしく伝える、視覚の感性に訴えるアートクロック。

新商品のポイント

これまでの商品は数字や針で時を伝えたが、この商品では色と空間の変化で時間の感覚をつたえる。主観的時間の“雰囲気”を可視化できるところがポイントである。

新商品の仕様

直径35cm、アルミニウムフレーム、フルカラーLED内蔵、USB給電式、壁掛け用穴付。

新商品の機能

・時間帯別カラー変化(朝昼夕夜) ・明るさ自動調整 ・LED演出パターン3種 ・消灯モード搭載 ・スマートスピーカー連動可

新商品の価格

13,800円

新商品の顧客体験イメージ

①午後、部屋の壁にやさしい橙色の時計が浮かぶ ②その色で夕方の訪れを感覚で認識 ③仕事や生活のペースを自然と整えるきっかけに

新商品の販売チャネル

・Amazon ・b8ta Japan ・アクタス ・MoMA Design Store

新商品のヒット要因

・時間の“気配”を色で感じるという新感覚 ・SNSでの投稿映えが強く拡散 ・スマートホーム×空間演出ツールとして注目

SEEDER Pick
切り口

pick up

名前:李 花音(り かのん)

年齢:22歳

性別:女性(ノンバイナリー寄りのジェンダーフルイド)

職業:美術大学4年生(空間デザイン専攻)

年収:アルバイトと奨学金あわせて約60万円

家族構成:学生寮でルームシェア中

居住地 / 出身地:東京都杉並区 / 沖縄県那覇市

①普段のライフスタイル

卒業制作に向けて昼夜逆転気味の生活を送りながらも、生活空間の「色と光」にこだわりをもって構成。時間を“正確に測る”のではなく、“感じる”ものとして捉えており、時計や照明もインスタレーションの一部として扱っている。朝と夜で壁の色や光の反射を変えるよう部屋全体を調整している。

②趣味・関心

ZINEの制作と空間演出インスタレーション。展示イベントやデザインフェスに出展しており、愛読誌は『アイデア』『装苑』。Spotifyでは『tofubeats』や『haruka nakamura』など、アンビエント・チル系を常に流して空気のレイヤーを調整。最近は『LIGHT is TIME』展に影響を受け、自作照明制作にも挑戦中。

③情報収集の仕方

PinterestとBehanceで日々ビジュアル収集。X(旧Twitter)では『東京芸術劇場』『Design Ah!』アカウントをフォロー。Instagramは毎日2時間以上閲覧し、色と光に関する海外アカウントからインスピレーションを得る。YouTubeでは『石上純也』『皆川明』のトーク動画を繰り返し見る。

④平日の過ごし方

朝:光が青からオレンジに変わるLEDでゆるやかに目覚める

昼:学内のスタジオで作品制作。合間に他学生とディスカッション

夜:照明と音を最小にして静かな空間に。時間の感覚を曖昧に過ごす

⑤休日の過ごし方

朝:10時頃自然光で目覚める。カーテン越しに空の色を観察

昼:代官山や下北沢を歩き、古着とアート系ギャラリーを巡る

夜:ZINEのレイアウト作業。色と光を調整しながら深夜まで集中

⑥好きな物

Artekのスツール、±0の照明、ほぼ日手帳、Lemnosの無地時計、IKEAのイーゼル、Apple Pencil。どれも「機能を超えて存在する物」として愛用。パッと見て“意味がないようで意味がある”デザインに惹かれる。

⑦消費行動の傾向

感覚とコンセプトが一致しているかが判断基準。価格やブランドよりも、「なぜこれがこの形か」が語れることが重要。クラウドファンディングやポップアップイベントでもよく購入する。レビューより展示空間の雰囲気で決める。

⑧ペルソナの具体的な壁掛け時計に対するニーズ

時刻を読むよりも、色で時間の流れを“感覚的に共有できる”ものが理想。朝の青、昼の白、夕の橙など、色の変化が自然と空間を構成してくれる時計を求めている。数字や針に縛られない「空気のある存在」としての時計。

⑨ペルソナが抱える壁掛け時計に対する具体的なペイン

既存の時計は数字や針が主張しすぎる。ミニマルデザインをうたう製品も、機能性が先立ちすぎて「感じる時間」が希薄。空間の色を壊す光の強さや、変化のなさにストレスを感じる。

10.【商品に求める価値】

時間を「測る」道具ではなく、時間の「流れ」を空間に溶け込ませるインスタレーションとして存在する時計。時間帯ごとの色の移ろいが、“いま”を共有するための静かなメディアであること。

11.現在どの代替商品で10【商品に求める価値】満たしているのか

『Philips Hue』で時間帯に応じた光色の変化を自作スクリプトで設定し、Lemnosの無地時計と併用中。ただし完全に融合された「色と時計」は存在せず、空間演出に統一感を持たせるには不満が残る。